こんにちは!
カメラ趣味を中心に記事を更新しているke_goです!
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私は、趣味で使うカメラのメイン機として
NikonD750を2020年から最近まで使い続けていました。
近年はミラーレス一眼が主流ですが、
今のところ、初心者・趣味カメラマンが手を出すフルサイズ機として、
・価格
・性能
・頑丈さ を考えて、
NikonD750がおすすめできると感じています。
感覚的にはスーファミみたいなカメラだと思っています。
この記事では、NikonD750を2年ほど使った正直な感想を、
・私がNikonD750を選んだ理由
・NikonD750で不満に感じている部分 を整理して、
これからNikonD750を使ってみようと考えている
趣味カメラマンの方々へ、
参考となれば良いと思い、記事にしました。
もし良ければ、ご参考とされてみてください。
1、フルサイズセンサー機が安く手に入る
フルサイズセンサーのカメラを使ってみたい!
しかし、最近のフルサイズ機はどれもこれも高い。
そんな時、中古のフルサイズ機にたどり着くのではないでしょうか。
NikonD750はフルサイズセンサー搭載機でありながら、
現在は中古で8万〜10万円程度で手に入ります。
最近はNikonD780(D750のアップグレード版)
が2021年に登場したことで、
ますます安くなってきているようです。
NikonD750は元々のスペックが頑丈な機種なので、
私自身、中古で購入して快適に使い続けることができました。
古くてもしっかり動く、スーファミみたいなカメラです。
例えば、カメラの寿命の一つの目安にシャッター耐久回数というものがあります。
NikonD750はシャッター耐久回数がなんと15万回!
しかも15万回撮影したら即壊れますよ、というわけではなく、
「15万回以降は規定の能力を発揮できない可能性がある」
とのことでした。
例:1週間に100枚写真を撮ったとして、年間で4800枚
→15万回のシャッター回数を使い切るまでに31年かかります。
私の場合は週に100枚も撮らないので、もっと長持ちすると思います。
もちろん、中古で購入するときは、
販売員さんがいる店頭で買うことをオススメします。
ネットオークション等での購入は目利きに自信がある方が、
自己責任でやれる時だけの方が良いと思います。
ちなみに、店頭で自分のD750とD780を触って比べた違いは以下の通り。
・大きさ、重さはどっちもほぼ一緒
・背面液晶の切り替えボタンの位置が変わった。
(D750の右下の親指ですぐ押せる位置から、
D780は中央寄り上部へ変更。
個人的には使いにくくなった。)
・D780はAFが速い。ただしレンズ性能にも大きく左右される。
D750でも同じレンズを使えばAF速度はほぼ一緒。
特に趣味レベルの撮影には影響しないと思います。
・D780は液晶タッチでAF+撮影ができる。D750はできない。
個人的には液晶タッチは使わないのであまりプラスに考慮しませんでした。
予算に余裕があるならD780も検討の余地があるかと思いますが、
私はD750で十分かなと感じました。
(そもそも予算に余裕がないからD750に辿り着いたわけなので、、、)
ご参考程度に、私が NikonD750を選んだときの考えはこんな感じでした。
1、初めて買って使っていたSONYα5000がAPS-Cセンサーということを知る。
2、APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの違いを調べる。
3、フルサイズセンサーなら、もっと背景ボケを強くした写真が撮れる!?
4、フルサイズセンサーなら、登山でもっと風景を広く写した写真が撮れる!?
5、フルサイズセンサーのカメラが欲しい!!!
6、フルサイズセンサーのカメラ高っっっっか!!!!!
そこから悩みました。
・私はただ、フルサイズ機を扱ってみたいだけなのに。
・別に小さくなくても、軽くなくても良いし、
・ものすごい連写ができなくても良い、
・レンズ含めて10万円ぐらいでフルサイズ機がないかなぁ。
(・できることならもっと安くても良いのよ。)
(・登山に使いたいから、落としても軽傷で済むぐらい頑丈だといいなぁ。)
(・AF性能のことは、この時正直考えていませんでした。)
こうして他の機種と比較しながら、
NikonD750に辿り着きました。
2、安くて良いレンズが豊富
さて、カメラ本体を選んだところで、
レンズがないと写真を撮れません。
そしてこのレンズがまた高いこと。
NikonD750に使う「Nikon Fマウント」規格のレンズは、
Nikon純正・他社サードパーティ製含めて非常に多くの種類が存在しており、
中古を視野に入れると、2〜3万円台で十分に使えるレンズを揃えることができます!
ご参考までに、私が購入して使っていたのは下記の4本です。
・TAMRON SP28-75mm F2.8 XR Di LD ASPH IF Macro A09NII
★標準ズームレンズの画角で、
安い・小さい・軽い、なのにF2.8通し
(ズームをしても絞り値がF2.8のまま変わらない)という、
非常に扱いやすくてコスパの良いレンズ。
まずはこのレンズ1本で十二分に楽しめると思います。
・Nikon F3.5〜F6.3 75mm〜300mm
★私は間違えてDXフォーマット(APS-C用)の
レンズを買ってしまいましたが、結果的に大正解でした。
より遠くのものを拡大して撮影できるので、
鳥の撮影に非常に便利でした。
拡大した分画質が落ちるのですが、趣味レベルでは特に問題を感じませんでした。
・MicroNikkor F4 105mm
★「マクロ撮影」を試したくて購入。
被写体を目一杯大きく撮影できます。
野外のお花や、家の中でテーブルの上を撮るのに最適。
マニュアルフォーカスなので、
自分でピントリングを操作するという楽しさもあります。
・tamron F2.8 90mm macro
★もっと「マクロ撮影」を深くやってみたくて購入。
オートフォーカス、手ぶれ補正機能がついたマクロレンズを探して。、
悩んだ末に購入。
正確なオートフォーカスと、
強力な手ぶれ補正機能のおかげで非常に楽しくマクロ撮影できるレンズです!
NikonD750には、「Nikon Fマウント」規格のレンズを使うのですが、
この「Nikon Fマウント」は約60年の歴史をもつ規格のため、
使用できる中古のレンズが豊富に存在します。
(非常に古い一部のレンズはD750のカメラ本体を破壊してしまうので、
買うときに注意が必要です。)
私が使っているレンズ以外にもたくさんの選択肢があるので、
ぜひ、ご自分に合ったレンズを探してみてください!
3、周辺機器が安く済む
カメラを買って使うために必要なのは、
本体だけではありません。
・写真を記録するメモリーカードが必要ですし、
・バッテリー持ちが悪ければ予備バッテリーが要ります。
NikonD750は、
・メモリーカードはSDカードで良いので安く抑えられる
・バッテリーの保ちが非常に良いので予備バッテリーを買わなくて良い
この点でも、安く買えるフルサイズ機と言えます。
【メモリーカードがSDカードで良い】
使うメモリーカードがSDカードなので、
最近の機種に比べてメモリーカードを安く入手できます。
しかも、
急にSDカードの予備、追加が欲しい!となった時、
コンビニで買えるという安心感も魅力です。
(最近のミラーレス・フルサイズ機には、
CFexpress(Type B)/XQD という、
コンパクトで高性能、かつ高価なメモリーカードが採用されがちです。)
【バッテリーの保ちが良い】
一眼レフ機であるNikonD750は、
基本的に背面の液晶モニターを消灯して撮影するため、
バッテリーの持ちが非常に良いです。
撮影スタイルにもよりますが、
はっきり言って、初めて使うときは予備バッテリー不要です。
使ってみた後で、バッテリーに不安を感じる場面があれば、
買い足すぐらいで良いと思います。
ちなみに私は、
ファインダーをのぞいて1枚撮ってみて、
その後で背面液晶を使ってもう1〜2枚撮る
という使い方をしています。
この使い方で、
1日のうちにバッテリー切れの心配をしたことがありません。
1度だけ、1日中背面液晶を使って撮影を続けた時に、
夕方ごろバッテリー表示が残り1本になったことがありますが、
結局予備バッテリーは使わずじまいでした。
この、予備バッテリー不要と言い切れてしまうほどの
バッテリーの保ちの良さは、
最近のミラーレス機と比較してはっきりとした利点です。
予備バッテリーを買わない分、
初期費用を安く抑えることができますよ!
4、信頼のNikon製、めちゃ頑丈
Nikonのカメラの特徴として挙げられるのが、
ボディ及び電気系統の頑丈さです。
少なくとも、私が2年間ほどD750を使った間では、
不具合が生じることはありませんでした。
例えば、電気系統の不具合で電源が入らなかったり、
オートフォーカスが急に機能しなくなったり、
レンズを認識しなくなったりというような、
カメラを使う上で心配になるようなことはひとつもおきませんでした。
また、背面液晶をチルトする(パカッと開いて傾ける)時も、
液晶裏の配線がガッチリと金属部品にガードされており、
ちょっとやそっとじゃ壊させない設計になっているんだなぁと感じました。
長く使っていこうと思う方には、
カメラ本体の頑丈さはかなり安心できる材料となると思います!
5、流石にAFはひと世代前の性能
ここまではメリットの方を多く書いてきましたが、
オートフォーカス機能に関しては、どうしても1世代前感が拭えません。
背面液晶を使っての撮影時にAFの遅さを顕著に感じました。
ファインダーでの撮影時はAFが非常に速いのですが、
AFを画面端まで動かすことができません。
私はD750の後に、
fujifilm X-T30 というミラーレスカメラを購入して使っていますが、
オートフォーカスの速度はどうしても最近のミラーレスカメラの方が早いです。
また、D750には「瞳オートフォーカス機能」は搭載されていません。
(ちょっと前まで、瞳AFは最上位機種の特別機能という感じでしたが、
最近は瞳AFがついてて当たり前みたいな雰囲気になってきましたね。)
X-T30には瞳オートフォーカスが搭載されているのですが、
やはり、あると便利です。(もちろん、なくてもなんとかなります。)
私が撮るのは主に風景やテーブルフォト、嫁さんなどですが、
公園に来ている鳥を撮るときや、
この先、子供の写真を撮ることになったときを考えると、
D750のオートフォーカス速度に少し不安が残ります。
一方で、オートフォーカスの正確さ(一発で思い通りにピントが合うか)は、
D750の方が優秀だと感じます。
(ここは、D750とX-T30の比較になってしまうので、
古いカメラだからどうこうとは言えないのかもしれません。)
2022年現在でも、悪いカメラでは決してないことは断言できます。
古いなりに、オートフォーカスが遅めなことや、
ミラーレスカメラと違って大型で重いことが気にならなければ、
かなり低予算でもフルサイズセンサー搭載機を手に入れることができます!
もしもNikonD750が気になったら、ぜひ使ってみてください!
各種機能がちょっと古い=練習でカバーするようになる ので、
私の場合は、結果的にD750に写真の基本を教えてもらえました!
ダイヤルやボタンの操作感はストレスフリーで扱いやすいので、
使っていて非常に気持ちの良いカメラです!
ここまでで、私の経験から、
「フルサイズセンサー入門機としてのNikonD750について」
をお伝えしました。
少しでも、この記事を読んでくれた方の助けになれれば嬉しいです!
また、他にも色々なジャンルで記事を書いていますので、
よければそちらも読んでもらえると嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
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