【2022年6月版】神レンズ fujifilm XF 35mm F1.4 R 良い点 悪い点

趣味:カメラ
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つい先日、2022年の4月中旬に、

フジノンレンズの中でも「神レンズ」とよばれる、

XF35mm F1.4 Rを購入しました!

 

今回は、

フジノンレンズの中でも「神レンズ」との呼び声高い、

XF35mm F1.4 R を使ってみた感想を書いていきます!

 

手持ちのXT-30にレンズをセットしてしばらく遊んで、

自分なりに考えたことを整理してお伝えします。

少しでもこの記事を読んでくれた方の助けになれれば嬉しいです!

 

 

1、XT-30に挿して遊んでみた

まずはXF35mm F1.4 Rの外観から。

全体的に金属部品が多用されていて、

堅牢さを感じさせる造りです。

(外装にホコリが目立ってすみません)

レンズ名の「R」は絞り調節リング付きの意味で、

この「R」タイプのレンズは

レンズについているリングを回して絞り(F値)を変えます。

上の写真で「A」「16」「11」「8」、、、の

部分がくるくる、カチカチッと回ります。

(オールドレンズと同じ操作感ですね。)

 

ボディ側のダイヤル類ではF値を操作できない点は注意です。

私はNikonD750を使っていたため、

慣れるまでに少し時間がかかりました。

逆に、慣れてしまえば電源OFF時にF値を変更しておけるので、

次に撮るものを想像しながら、

「次はカフェでテーブルフォトを撮るからF1.4!」

「次は外で青空を撮りたいからF11で!」

というようにセッティングしておけて便利でした!

手持ちのXT-30にセットしてみたサイズ感がこちら。

軽く、コンパクトで、

重さも長さも、

キットレンズのXC13-45mmと大差ありません。

お出かけにXF35mmF1.4を挿したxt-30と、

スマホカメラがあれば、

大抵のものは綺麗に写真に残すことができそうです!

2、聞いていた通りの「神」描写力!

まずは何と言っても、

F1.4で被写体以外をボッケボケにできること!

 

それでいて被写体はピシッとボケから浮き上がるような

綺麗な解像感が得られました。

上の砂時計の写真も、

砂のつぶつぶ感がつぶれずクッキリ、

それでいて背景は綺麗にボケてくれました。

やはり、このF1.4のボケボケ具合が

もう楽しくて楽しくて!

ボケボケ写真を量産してきました!

ふんわりしたボケの背景の中に

被写体が浮かび上がる、

なんとも幻想的な写真を簡単に撮れてしまいます!

また、絞り値を大きくしていく=絞り込んでいくと、

細かいところまでシャープに写し撮ってくれるので、

綺麗な絵画をいくつも作り出している感覚になります。

正直なところ、F1.4解放のボケがすごいだけで、

それ以外、例えばF3.5以降の絞り値になれば、

キットレンズと大きな差はないのでは?

と思っていましたが、

いい意味で予想を裏切ってくれました。

さすが、多くのユーザーに「神レンズ」と

言わしめるレンズです。

 

また、私にとって、

このXF35mm F1.4 Rが初めての単焦点レンズです。

 

今まで、SONYα5000と

NikonD750を使っているうちは、

ほぼ全てズームレンズしか使っていませんでした。

(単焦点はオールドレンズとマクロレンズだけ)

 

これは私が主にカメラを持ち出すのが

街へのお出かけの時か、登山の時なので、

単焦点とズームを比べたときに、

1本で焦点距離を柔軟に変えることができる

ズームレンズ一択だろうとの思い込みからでした。

 

また、ズームレンズと単焦点レンズで、

写真にそこまで大きな違いは出ないだろうとの

思い込み、食わず嫌い(?)からでした。

 

しかし、やはりF値2.8よりも絞りを解放する領域は

単焦点レンズでしか、ほぼ扱うことができませんし、

 

単焦点であるが故に、

その1つの画角がどう映るかを丁寧に作り込まれたレンズは

ズームレンズよりも

気持ちの良い写真が取れるものだなと体感しました。

 

うちの嫁さん(=カメラ、写真にそこまで興味ない人)

からすると、

どんなレンズで写真を撮っても、

「どれも綺麗な写真!違いはわからん!」

となるのは分かっていますが、

このレンズで撮る時のワクワク、満足感は、

やはりこのレンズを買ってよかったと思わせてくれる

そんなレンズです。

 

また、ほぼ初めての単焦点レンズを扱ったことで、

焦点距離とF値をうまく扱えるようになる

練習ができたのはすごく良い点だと感じました。

 

F1.4のボケボケ写真を量産していくうちに、

「ここは花の一輪に焦点が合って欲しいから、

F1.4よりもう少し絞って(F値を大きく)しよう。」

とか、

「テーブルの上のものを撮りたいけど、

このレンズだともう少し離さないと撮れないな。」

とか、

 

いかにこのレンズだけを使って写真を撮るか?

という思考になることで、

F値と焦点距離の扱いの練習になりました。

 

こっちがF1.4

 

こっちがF16

 

ここは、ズームレンズだけ使っていた私からすると

大きなステップアップでした!

特に焦点距離を意識できたのは大きな収穫です。

 

なんでもかんでもこのレンズで撮りたい!

と思わせてくれる、

XF35mm F1.4 Rのおかげです。

 

 

3、AF速度問題なし、手ぶれ補正が欲しい。

オートフォーカス(AF)の速さは、

使う限りはほぼ気になりません。

ただ、手ぶれ補正機能が付いていれば

バンザイの200点だったと思いました。

 

XF35mm F1.4 Rを買う前に色々調べると、

一番多く見かけた懸念点が

オートフォーカス(AF)が遅い

という点でした。

 

これはピントを合わせる仕組みが

全群繰り出し方式であるのが大きな理由だそうで、

最近に発売されたレンズより

明らかにAFが遅いとのこと。

 

この点が一番気になって、

フジフィルムの展示があるヨドバシで

展示品を触らせてもらったりしました。

 

このときに店内で試し撮りする限りは、

そんなにAFの遅さは気になりませんでした。

 

結局、「外で色々撮るうちに慣れるでしょう」と、

何とかなるさ精神で購入しました。

 

実際には私が35mm(フルサイズ換算約50mm)の

画角で動くものを撮ることが少ないこともあり、

AFの遅さはほぼ感じられません。

 

レンズ内のガラス全てが

筒の中をぐいぐい動いてピントを合わせるので、

手元にズズズっという手応えを感じますが、

もちろん、カメラを構える手元が狂うほどではありません。

 

一方で、F1.4の絞り最大開放で撮るときは

ピントがシビアになるのと、

手ブレの影響が大きく出る(気がする)ので、

手ぶれ補正機能がレンズに付いていればなぁ

とは感じました。

 

私の使っているX-T30は

ボディ内手ぶれ補正機能が入っていないので、

全力で人力手ぶれ補正をかけて撮ります。

 

脇をしめて、息を吸って、止めて、

ちょっと吐いてまた止めて、

できれば腕や足をどこかに預けて安定させて、

特に前後の手振れが起こらないよう、

細心の注意を払い、、、

今だ!シャッタァッ!!、、、チョン、パシャッ

 

これを気が済むまで繰り返します。

1枚1枚に時間がかかるので嫁さんに怒られます。

ボディ内手ぶれ補正搭載のカメラが欲しいです。

(これは今まで手にした、SONYα5000、

NikonD750の時から同じ状況。

気分はスナイパー。)

 

4、動画を撮るときはフォーカス音に注意

オートフォーカスの速度は全然不満なしですが、

オートフォーカスで動画を撮ると盛大に音が入ります。

 

これはXF35m F1.4 Rの設計思想として

「動画を撮るためのレンズではない」からだと思います。

(少なくとも、フォーカスを変えながら、

カメラのみで音+動画を撮るためのレンズではない。)

 

VLOGの流行などで、

一般ユーザーの一眼カメラを使った動画撮影が

多くなってきたのはここ3、4年ぐらいでしょうか。

 

XF35mm F1.4 Rは2012年発売のレンズで、

(おそらく)写真を綺麗に撮るために設計されたレンズです。

こんなに一眼での動画撮影が流行ることは、

当時想定していなかったでしょう。

 

ピント合わせ操作時にはグリグリ、ガガガッと、

力強い音が動画に残るため、

オートフォーカスでの撮影には不向きです。

もちろん、

マニュアルフォーカスでピント位置を変える時も

グリ、、、グリ、、、と音が入るので注意です。

(例えば、手前のお花にピントを合わせてから、

奥の方へピント位置を変えていく時など。)

 

ただし、工夫次第ではどうにかなりますので、

動画撮影に全く使えない訳ではありません。

 

ピント位置を固定して撮ったり、

BGMをつけたり、

音声を別撮りしたりすることで問題解決できます。

 

オートフォーカス時の音は

どんなレンズでも(特に低価格レンズは)

大小あれども音が鳴るものがほとんどですので、

音声別撮りという選択肢はアリだと考えています。

(例えば、私が持っている一番良いレンズ?が、

タムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017) ですが、

このレンズでも、

オートフォーカス時に急にピントがずれると、

かなり小さいですが、ミ”ッという音が鳴ります。

動画にはきっちり録音されます。

ちょっとピントがズレた程度では音が出ないのと、

マニュアルフォーカスでゆっくりピントを動かせば

音が出ないのがXF35mm F1.4 Rとの違いです。)

 

お金がたくさんあれば、

最近は静かにオートフォーカスできることを

売りにしたレンズが出ているようなので、

そちらを試してみるのも良いかもしれません。

 

ただ、最終的には静音AFの性能も

普段使いで体感してみないとわからないことなので、

今の所は手を出せないでおります。

 

5、カメラに挿しっぱなしでお出かけしたくなるレンズ!

XF35mm F1.4 Rの総括としては、

カメラに挿しっぱなしにしておいて

お出かけにパッと持ち出したくなるレンズ

です!

 

まず、焦点距離35mm(フルサイズ換算約50mm)が、

人物、風景、テーブルフォト、

何を撮るにもちょうど良い画角です。

収まりが悪くても、ちょっと引いたり近寄るだけで、

だいたい何でも撮れます。

そしてF1.4まで絞りを解放できることで、

背景を思いっきりぼかした

幻想的な写真をどんどん撮れて楽しいこと!

 

この2点を、コンパクトで軽いレンズで実現できるので、

首からカメラを下げてもお出かけ中の負担にもなりにくい!

 

XF35mm F1.4 Rは、基本のレンズとして、

カメラに挿しっぱなしにしておいてOKなレンズだと思います!

 

私の場合はここに望遠のズームレンズを1本足して、

公園の野鳥など、

近寄れない被写体を撮れるようにしています!

 

 

今後も、このレンズを使って

たくさん写真を撮っていきたいと思います!

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ここまでで、XF35mm F1.4 Rを買って使ってみた感想

お伝えしました。

 

少しでも、この記事を読んでくれた方の助けになれれば嬉しいです!

 

また、他にも色々なジャンルで記事を書いていますので、

よければそちらも読んでもらえると嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

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